fumiLab

fumimakerが作ったもの、やったことについてのつらつら書いていきます。

電子工作歴15年が推す工具

小学校1年生から電子工作をやっているfumiです。
今回は散財額20万円以上の中から最も良かった工具類を教えます。皆さんはお金を大事にしてください。
工具は奥が深くて工具を買えただけで全然楽に作業できるようになった、きれいに実装できるようになったという話を聞きますし、私もゴミ工具を使ってたときはひどかったものです。

良いものを使って良いものを作りましょう!

f:id:fumimaker:20190530211125j:plain
最近はCPU基板を作ってます。萌える。

はんだこて

電子工作といったらこれですね。ハンダコテです。むしろこれ以外に何が考えられるのか。
様々な小手先、熱容量、電力のものがあります。物が多すぎてどれがいいんだ...ってなると思います。ハンダコテにおいて、温度低下しないことはとても重要です。いちいち温度下がってたら基板に熱取られてハンダが全然溶けねえなんてことにもなりません。そんな私のイチオシはこちらです。

HAKKO FX600

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

HAKKOの音調コテFX600です。はんだこてと言ったらHAKKOくらい有名なメーカーものです。
音調機能があるので表面実装から電気配線まで対応できる。
最初からついてる円錐型の小手先もかなり使いやすくておすすめです。また、小手先の熱容量が高く温度が全然下がらないので連続したはんだ付けでも快適な作業性があります。まじで最強。ただしお値段が4000円ほど少しするので入門用には少し高いかもしれない。

HAKKO プレストNo.984-01

白光 半田ゴテ プレスト キャップ付 No.984-01

白光 半田ゴテ プレスト キャップ付 No.984-01

こちらもHAKKOのハンダコテです。なんと言っても価格。めっちゃ安い。2000円しないんだよ?買うしかねえ。
これもセラミックヒーターなので温度がすばやく上がって使いやすい。
また、加熱ボタン搭載なので立ち上げにボタン押しっぱとか、熱容量必要なときにブーストすることができる。あると意外と便利。
小手先がとても細いのでこれ一つでQSOPくらいまでなら実装できそう。
また、熱容量が大きく温度低下もないのでストレスのないはんだ付けができます。
ちなみに僕の家にはこれがあります。

f:id:fumimaker:20190530211041j:plain
このコテ+後述のコテ台は神

ハンダコテTIPS

温調

温度調節機能の略です。温度を調整することが出来るので、電源タップをはんだ付けするような熱容量が必要なところでは温度を高めに、表面実装のような熱容量が小さいところでは低めにすることで効率が良い作業を実現できます。

ニクロムヒーター

ニクロムヒーターは昔ながらの方法で電熱線に電流を流し、その抵抗で発熱するものです。小さいものから大きいものもあります。電気配線など大きめのハンダに適します。

メリット

  • 非常に安価
    • 何なら百均でも300円位で売ってる
    • 大容量のコテも売ってる。

デメリット

  • 温度が上がるまでに時間がかかる。
  • 熱容量によっては温度低下が激しい。
  • ヒーターの仕組み上、小手先と持ち手までの距離が長くはんだ付けし辛いこともある。

セラミックヒーター

セラミックヒーターはそのまんまセラミックヒーターを使ったはんだこてのことです。比較的小さい容量のコテが多い。ICなどの電子部品のハンダに適します。

メリット

  • ニクロムより小手先と持ち手までの距離が短いのではんだ付けしやすい。
  • 加熱が早いのでさっと電源入れてさっとハンダってこともできます。
  • 温調機能があるものもあるので様々なニーズに対応できる。

デメリット

熱容量

熱容量とはそのハンダコテがどれだけ熱を持てるかっていう指標のようなものだと考えてください。熱容量が大きければたくさん熱を外部に与えてもコテ先は熱いままなのでサクサクハンダできます。
反対に少なければ熱がすぐに逃げてしまってハンダを流したそばから固まっていきます。

作業性を確保するためには熱容量の大きいコテを使うことをオススメします。
※あんまり熱を与えるとパーツが壊れるので注意

コテ台

コテ台ってあまり重視されてないけどめっちゃ大事で適当なの使ってると事故の原因にもなります。(私は一回工具箱あたりにコテをおいておいたら溶かしました。)
安定したコテ台、そして扱いやすいものが重要です。
おすすめはこれ。

白光(HAKKO) こて台 633-01

白光(HAKKO) こて台 633-01

HAKKO こて台 633-01です。さっきのハンダコテFX600にもプレストNo.984-01にも適合するので安心してください。適合しすぎてすごい。 安定感が半端じゃない。引っ掛けてもひっくり返らないレベル。作りも金属+耐熱プラスチックで精度良いです。

一緒についてくる金色のコテ先クリーナーも非常に優秀です。
皆さんがよく知ってるのは水を使ったスポンジのものだと思います。しかしこれはコテ先の温度が劇的に下がるため連続したはんだ付けができません。金属のモジャモジャのものはただの金属にこすりつけてるだけなので温度が下がらずコテ先にも優しい。
問題としてどんどんハンダが溜まってしまうので消耗品として交換しないといけないというところがあります。しかし作業性がかなり向上するのでおすすめです。 単体でも売ってるし、交換品も売ってるよ。

白光 こて先クリーナー水入らず No.599B-01

白光 こて先クリーナー水入らず No.599B-01

200円だし消耗品として割り切ろう。

f:id:fumimaker:20190530211426j:plain
こういう風にボロボロになってしまう。交換どきだね。
どうしてもスポンジがいいんだ!という人はよくいます。(特にベテラン)
安心してください。そういう人は同じシリーズでスポンジのものもありますよ。

ペンチ・ニッパー

ペンチとニッパーをよく間違えます。ペンチはつまむやつ、ニッパーは切るやつです。ペンチにもいろいろありますが、その中でも精密ペンチ、プライヤーと呼ばれるものを紹介します。
電子工作では部品を持ったり、余った配線を切ったり、最も使う工具の一つです。

ペンチ(スタンダード)

普通の電子工作であれなラジオペンチは比較的なんでも大丈夫感はありますが、あまりにも安いと曲がってきたり隙間がでてしまったりします。そこそこの信頼性で扱いやすいのがいいと思います。
そこでおすすめするのがこちらです。

HOZANの標準的な小型ラジオペンチです。小型で手に収まりやすく、扱いやすいです。HOZANというトップブランドのものなので信頼性もあります。私も持っていますがまだ壊れていません。とりあえず買っとけ工具ですね〜。

ニッパー(スタンダード)

これも同様に電子工作なのである程度のもので大丈夫です。しかし、ニッパーはものを切るので切れ味がだいぶ大事になります。刃がかけないかなども大事です。おすすめはこれです。

エンジニア マイクロニッパー NS-04

エンジニア マイクロニッパー NS-04

Engineerのニッパーです。Amazonでもよく売れてるものですね。なんかこのニッパー、やたら切れるんですよね。しかも扱いやすい。普通のスズメッキ線とかであればまず壊れることはないと思います。私がもってるのもバリバリ現役です。

精密プライヤー(アドバンスド)

電子工作を極めたい人向けです。

0.08mmφの極細銅線も先端でしっかりキャッチ
精密作業に適した高精度な仕上がり。

HOZANのP-51です。私、ものづくりコンテスト(ものコン)の電子回路組み立て部門っていう大会出てたんですよね。この工具は大会に向けての練習に使ってた工具になります。若干思い入れがあるってのもあってこれをおすすめしたい。
ものコンは電子回路組み立てって言う通り、要件を満たす基板を指定された部品から回路設計を行い、実際にユニバーサル基板にスズメッキ線を用いて実装していきます。そして最後にマイコンを使ってその基板を制御するというものです。

大会で使っているだけ会って非常に精度が高く作られています。値段も普通のものの2倍位しますが一生使えるレベルで良いものです。髪の毛をつまむ事ができるレベルの精度。半端ないです。
また、輪っかがついてて、プライヤーを右手の薬指に、ニッパを左手の薬指にかけて両手持ちして大会はやってました。作業効率の鬼です。スピード勝負には良いですよw
先が細長くなっており、錫メッキをつまんでそれを曲げたり、引っ張ったりなどいろいろ使うことができます。 まさにプロユースの逸品です。

精密ニッパー(アドバンスド)

電子工作を極めたい人向けです。

一般には切削工具に用いられるような強い靭性と硬さをもつ合金鋼を精密研削で成形した他に類を見ないHOZANの精密シリーズ

ガラス板にぴったりついた0.08mmの銅線を切断することが可能。 削り出されたハンドル部は1.7mmまで薄肉化され、静電気対策(ESD)仕様のグリップで隠れてしまう内側の素材に高い靭性と高精度の加工技術が垣間見える。

切断時に掛かる複雑な応力によって刃が歪んでは精密な切断ができない。ボックスジョイント構造によりガタのない1/100の高精度を保ちながらも、摺動部は滑らかに動きハンドルはスムーズに開閉できる。

ニッパーにおけるハンドルのガタツキと滑らかな開閉は相反するためカシメタイプのニッパーでは難しかった。精密セットピンを採用することでそれを同時に実現でき、更に耐久性も向上した。

もうこの紹介文から自信がすごい。その自信なだけあって非常に良いものです。
錫メッキ切るならこれが一番いいですね。正確な場所で狙って切断できるのでスズメッキを使った配線に最適です。

f:id:fumimaker:20190530211104j:plain
このセットは外せない。

ワイヤーストリッパー

ワイヤーストリッパーはケーブルの被覆を剥くのに使います。よく使う太さに適合するストリッパーを買いましょう。普通の電子工作であれば、22AWG~30AWGくらいだと思うのでこれがおすすめです。

HOZAN(ホーザン) ワイヤーストリッパー より線用 P-960

HOZAN(ホーザン) ワイヤーストリッパー より線用 P-960

なんとこれ18~30AWGと常用するだいたいのケーブルに適合します。とっても便利。HOZANなので信頼性はお墨付きです。私もずっとこれ使ってます。  

ESDマット

これは何かと言うと机と部品を保護するものですね。ただのマットに見えますが一味違う。耐熱なのでハンダを落としても溶けません。そしてなんと全部導通しているんですね。なので静電気でぱちっとならないです。部品が壊れません。
また、ちょっと柔らかく、もちもちしてるので何かと摩擦が大きくパーツが落ちたり基板がずれたりしなくなるのでとっても便利です。おすすめしています。

エンジニア 卓上導電マット A3サイズ 320×450×2mm ZCM-06

エンジニア 卓上導電マット A3サイズ 320×450×2mm ZCM-06

お金に余裕があれば全部机が覆えるくらいのだといいですよ。私も作業机は引きっぱなしです。  

ハンダ

割と好きなハンダ使えばいいと思います。ハンダは酸化するので使い切りのを何個か買ったほうが高いですがハンダ乗りは良さそう。
私がいつも使ってるのはこれです。100gですが趣味なら多すぎるくらい。

goot リール巻はんだ 100g SE-06010

goot リール巻はんだ 100g SE-06010

goot 電子工作用はんだ SD-63

goot 電子工作用はんだ SD-63

f:id:fumimaker:20190530211435j:plain
リール台を3Dプリンターとかで作ると使いやすい
鉛フリーもありますが、あれは玄人向きです。融点高いし、フラックスも一瞬で飛ぶのでかなり使いづらいです...

みんな大好きHAKKOのハンダもあるよ!

白光(HAKKO) 巻はんだ 150g 直径0.8mm FS402-02

白光(HAKKO) 巻はんだ 150g 直径0.8mm FS402-02

ハンダ吸い取り線

ハンダを間違えてやってしまったら?
これを使います。これを温めてやることでハンダを吸い取れます。ハンダを吸ったところはもう使えないのでニッパー等で切りましょう。

goot はんだ吸取り線 CP-3015

goot はんだ吸取り線 CP-3015

温めて空気の力で吸い取る吸い取り機もありますが正直あんまりオススメしません。特に片面メッキユニバーサル基板では。ランドも一緒に吸い取られて心に穴が開くことが多いです。

ピンセット

先端がコンマ25の極細ピンセットです。髪の毛サイズの配線をすることもあるのでそういったときに便利です。

安いピンセットは百円でも売ってますが、これはものが違います。かなり肉厚のピンセットでつまむ力に負けません。このため非常に強い保持力があります。そんなに高くないのでおすすめです!

テスター

テスターはとっても大事です。信頼できる相棒を選びましょう。
僕がいろいろ使ってきた中で良かったのはこれです。

Sanwa(三和電気計器) デジタルマルチメーター PM-3

Sanwa(三和電気計器) デジタルマルチメーター PM-3

SANWAのポケットテスターです。SANWAは測定器メーカーで様々な物を販売しており信頼性もお墨付きです。私もこれ使っています。Amazonでテスターを調べるといろいろゴツいのかっこいいの売ってますが、持ち運ぶとき収納するときに結構場所をとって辛いです。また、意味のない飾りなんていらないですよね?
私たちは電子工作erです。強電は扱いません。この小型のテスターで十分です。
小型だからと言って機能が少ない訳ではないです。電圧は直流はもちろん交流100Vだって測れます。また、抵抗値や静電容量等の定番の機能からブザー式の導通チェッカーもついていますのでこれ一台で全てができます。私はこの導通チェッカーをテスターの機能中で一番使います。文字もでっかくて読みやすいよ〜。

ところで、このテスター小学生の時に買ってもらったんだけどその時4000円くらいしたいんだよね。いま2500円で買えちゃうんだ...。なんか驚きです。

f:id:fumimaker:20190530211154j:plain
直流安定化電源なんかもあると便利かも。

こんなものでしょうか?後何かありますかね?
圧着工具類など特殊なものはまたおいおい書きたいと思います。最近またいい工具手に入れたのでそれについても紹介したい。

今日はそんな感じです。